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キャピタル・グループの債券運用
マイケル・ ギトリン
債券運用部門責任者

キャピタル・グループの債券部門責任者であるマイケル・ギトリンが、運用目標に則した債券ファンドに投資することの重要性と、弊社グループと同業他社との運用体制の違いについて説明します。


今日の市場環境において、債券の4つの役割がなぜ重要なのか


世界は急速に変化しています。景気が減速するなかで、各国政策当局は金融引き締めに舵を切っており、景気後退リスクが高まっています。債券利回りは上昇し、地政学的リスクとインフレによってボラティリティが高止まりする可能性があります。こうした環境では、債券の4つの役割は極めて重要です。


ポートフォリオにおける債券の役割は以下の4つです。

  1. 株式からの分散
  2. 資本の保全
  3. インカムの確保
  4. インフレヘッジ

CG Income

債券運用においては、トータルリターンが最も重要というわけではありません。株式を保有する理由はここにあると考えます。私たちがよく言うのは「株式でリスクを取ってリターンを得て、債券で資本を保全しインカムを得る。そうすれば株式からの分散を確保しつつ、インフレに対するヘッジにもなる」ということです。


さまざまなリスクとリターンの源泉に対応するポートフォリオを構築するには、債券戦略がその期待に応えられるという確信が必要になると考えています。そしてここが他社との差別化ポイントであると考えます。弊社グループの債券戦略は運用目標に沿って優れた成果を提供し、お客様の期待に応えるポートフォリオを構築することを重視しています。


当初の目標から逸脱 (scope creep) し、過度の信用リスクを取る債券ファンドは、お客様が必要とする時にその期待を裏切る恐れがあります。



マイケル・ギトリン  債券運用部門責任者。キャピタル・フィクスト・インカム・インベスターズのパートナー。フィクスト・インカム・マネジメント・コミッティの議長であり、キャピタル・グループ・マネジメント・コミッティの一員。経験年数28年。入社以前は、ティー・ロウ・プライスにおいて債券部門ヘッドやトレーディング部門のグローバル・ヘッドを務めた。それ以前は、シティグループ・グローバル・マーケッツにおいて米国株のセールス部門ヘッドの他、アジア・パシフィック地域のセールス・トレーディング部門ヘッドおよびキャッシュ・エクイティ部門ヘッド、インターナショナル・キャッシュ・エクイティ部門ヘッドを歴任。また、クレディ・スイス・アセットマネジメントのアジア・パシフィック地域のトレーディング部門ヘッドを務めた他、ジョージ・ワイス・アソシエイツ(現:ワイス・マルチストラテジー・アドバイザーズ)において日本株式と日本債券の取引を担当。


過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。投資の価値および投資収益は減少することも増加することもあり、当初投資額の一部または全部を失うことがあります。本情報は投資、税務もしくはその他の助言の提供、または証券の売買の勧誘を意図するものではありません。

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