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長期投資
2023年の10の投資テーマ
ジョディ・ ジョンソン
株式ポートフォリオ・マネジャー
マーティン・ ロモ
株式ポートフォリオ・マネジャー

今後10年間のグローバル市場の行方を決定づける「新たな現実」が具現化しつつあります。


インフレが鎮静化して各国の中央銀行が利上げを停止した後は通常の状態に戻ると多くの投資家が予想しているのに対し、私たちは、市場が重要な変革期にあると考えています。こうした新しい環境においては、投資家は予想を見直す必要があるかもしれません。


すでに始まっている変化のひとつとして、株式市場の上昇を主導する企業の幅が広がっていることが挙げられます。一握りのハイテク企業が長年にわたり市場を支配してきましたが、今後はより多くの企業がポートフォリオのリターンに寄与すると予想しています。グロース投資が姿を消すわけではないものの、医薬品開発の「黄金時代」を迎えているヘルスケアなど他のセクターへの注目度が高まるとみられます。


また、配当が世界的に再び注目を集めるようになっていることも、投資機会につながると考えます。また、債券のインカムはここ数年間で最も高水準となっており、伝統的な株式60%/債券40%のポートフォリオの有効性が再び示されるかもしれません。


本稿では、弊社グループの運用チームが注目する10の投資テーマを紹介します。これらのアイデアが示すように、不確実性が高い局面であっても投資家にとっては素晴らしい時期となり得るのです。



ジョディ・ジョンソン   株式ポートフォリオ・マネジャー。キャピタル・リサーチ・アンド・マネジメント・カンパニーの社長。キャピタル・グループ・マネジメント・コミッティおよびターゲット・デート・ソリューション・コミッティのメンバーも務める。経験年数34年。現職以前は株式アナリストとして、保険、米国の家庭日用品、パーソナル介護用品、レストラン、ホテル・ロッジやクルーズ船事業を担当。入社以前は、株式リサーチアナリストとして、フィデリティ・インベストメンツやアーヴィング・トラスト・カンパニーに勤務。CFA協会認定証券アナリスト。

マーティン・ロモ  株式ポートフォリオ・マネジャー。キャピタル・リサーチ・カンパニー・インクの社長であり、キャピタル・グループ・マネジメント・コミッティのメンバーも務める。経験年数30年。現職以前は株式アナリストとして、グローバルの化学業界、モーゲージ、消費者金融、優良コングロマリット企業を担当。


過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。投資の価値および投資収益は減少することも増加することもあり、当初投資額の一部または全部を失うことがあります。本情報は投資、税務もしくはその他の助言の提供、または証券の売買の勧誘を意図するものではありません。

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