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クラウドで未来を切り拓く: クラウドを活用した3つの事例
アンディ・ バデン
インベストメント・ディレクター

デジタル化の未来


新型コロナウイルス感染症が拡大するなか、世界ではデジタル化が大幅に進展しました。スタティスタ社がまとめたデータによると、世界のデジタルトランスフォーメーションへの支出額は2020年の1.3兆米ドルから2024年には2.4兆米ドルに拡大すると予想されています。* 1


電子商取引、デジタル決済、オンラインエンターテインメントなどの業種はパンデミックの恩恵を受け、多くのオールドエコノミー企業はデジタル化への移行を余儀なくされています。


本稿では、クラウドを活用して既存の業界構造を破壊し、力強い成長機会を開拓している3つの事例を紹介します。


1. クラウド・ソリューションを活用


伝統的な産業のひとつである農業は、デジタル化によって継続的に恩恵を受けています。クラウドに接続されたドローンを活用することで、効率性と持続可能性の両方を向上させるような精密農業が実現可能となります。スマート農業 (家畜の健康や行動を監視するスマートタグなど) 、自動運転農機、スマートビル (IoTの活用により効率的かつ効果的に建物を管理するシステム) なども、クラウドを活用したソリューションの実用例です。


このような技術は農業の効率性を向上させ、業務改善に大いに貢献しています。農業のデジタル化が促進されることで、世界のGDP (国内総生産) は2030年までに5,000億米ドル以上増加すると予想されています。* 2


農業分野のクラウド・ソリューション活用事例

クラウドグラフで見る農業

出所:キャピタル・グループ

 


*1. 出所:スタティスタ (2020年11月現在の予想値)


*2. 2020年現在。出所:マッキンゼー



アンディ・バデン    インベストメント・ディレクター、経験年数29年。現職以前は、インベストメント・スペシャリストを務める。入社以前は、ワトソン・ワイアット・インベストメント・コンサルティングに勤務。アクチュアリー協会認定会員。


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