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機関投資家の皆様へ
新型ウイルス:エマージング市場への影響
キーポイント
  • 新型コロナウイルスの感染拡大と原油価格の急変動は、短期的に世界の経済成長の妨げとなる見通し
  • 危機に際して市場は時に過剰反応するため、ボラティリティが高まると割安なバリュエーションから投資機会に繋がる可能性。流動性の低下には注意
  • 足元の変動の激しい市場環境の中、エマージング・マーケッツ・トータル・オポチュニティーズ (ETOP) 運用は、下落相場への耐性を示しており、年初来のリターン*1 は-18.1% (3月17日現在) と市場インデックス*2 (-26.3%) を上回る

安全資産への逃避を背景とする世界的な資金流出によってリスク回避姿勢が強まる中、エマージング市場はリスク・プレミアムに対するショックと同様、コモディティ価格と世界経済の成長に対するショックに直面しています。以下では、この二つのショックについて詳述し、新興国が実行可能な対策を検討します。


コモディティ市場への影響


3月9日月曜日の原油価格は前週金曜日比で急落となりました。この急落の影響は、まず原油安がポジティブに作用する国・セクターとネガティブに作用する国・セクターの価格差として表われ、その後はリスク回避姿勢が強まったことからすべてのリスク資産が全面安となりました。



過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。投資の価値および投資収益は減少することも増加することもあり、当初投資額の一部または全部を失うことがあります。本情報は投資、税務もしくはその他の助言の提供、または証券の売買の勧誘を意図するものではありません。

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