ESG部門グローバル・ヘッドを務めるジェシカ・グラウンドが、3つの要素で構成されるESG分析プロセス(インベストメント・フレームワーク、モニタリング・プロセス、エンゲージメントおよび議決権行使)がどのようにキャピタル・システムに組み込まれているかについて、ご説明します。
キャピタルでは50以上のデータソースを活用し、30以上のセクター別フレームワークを構築しています。このフレームワークには、重要なESG課題に関する当社の考え方が凝縮されています。
ボトムアップによるファンダメンタルズ調査を補完するため、キャピタルのモニタリング・プロセスでは、複数のデータプロバイダーやリスク評価方法を用いて、潜在的に重要となるESGリスクに関する市場の見解を浮き彫りにします。
リスクの特定
企業や国債の保有銘柄に対して、複数の外部データソースを活用し、重要なESG課題と国際規範への違反を特定します。
評価
低評価の企業は「Flagged」に分類され分析対象となります。アナリストは課題のマテリアリティについて意見を共有します。
発行体の査定
「Flagged」に分類された保有銘柄は、長期見通し、エンゲージメント、分析に基づいた評価によって、さらに精査されます。
世界最大級のアクティブ運用会社として、企業の経営陣と長期にわたる関係を構築していくことは、重要なESGリスクと機会の管理についての有意義な対話を行うことをも可能とします。
エンゲージメント
運用チームは2021年に20,000回超の企業面談を実施し、このうちの多くの面談でESGトピックが議論されています。
投資家主導
運用担当者はスチュワードシップチームと協力し、企業が一貫性のあるメッセージを受け取るようにします。
透明性
企業との対話を通じて設定されたESGに関する目標とその対話は、進捗確認のために記録されます。
議決権行使
運用担当者の最終判断に基づき、専門チームがそれぞれの議決権の分析を行います。
スチュワードシップ、エンゲージメント、議決権行使の事例をご覧ください。
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